生前相談後の過ごし方

生前相談に行き、納得の見積もりを仕上げ、お世話になる葬儀会社を決めたなら、後は本人の健康と長生きを願いながら穏やかに過ごしましょう。

葬儀代金の平均価格よりも遥かに安くお葬式をあげる算段が整っているので、その分を本人の余生に充て、旅行や趣味に使うのはいかがでしょうか?

また、仏壇や墓石を本人と一緒に選んでみる、というのも良いかもしれませんね。

生前相談により葬儀費用が明確化したことで、保険の見直しを検討される方もおられます。

葬儀保険という商品もありますし、一度見直しをされてはいかがでしょうか?

そして、いつかは死の兆候が見え始め、主治医からの余命宣告などで、命に終わりがあることを改めて知らされます。

この時、出来れば最後の生前相談に行くことをお勧めします。

物価や情勢等の変化により、葬儀代金の改定が行われていたり、もらっていたクーポンの有効期限が切れていたり、また新たなクーポンをもらえたりといった可能性があるためです。

そして、以前に比べ死を受け止めた精神状態では、情に流されやすく、情に訴えかける営業マンのセールストークに惑わされやすいでしょう。

そういったことを認識し、自身の意思を確固たるものにし、当日に備えるためにも最後の生前相談が必要です。

私は、情に流され当初の生前相談より葬儀代金が上がることは、ある程度は仕方ないと思います。

親思う心に勝る親心、親孝行はいくらしても足りることはない、と言いますし。

但し、営業マンの口車に乗せられて、程度を超す葬儀代金になることは絶対にあってはならないことです。

これは、当日、本番の見積もりでも同様です。