【宗祖】
日蓮
【開宗年】
1253年
【本山】
身延山久遠寺(静岡県)
【ご本尊】
十戒曼荼羅
脇侍
向かって右…鬼子母神
向かって左…大黒天
【根本経典】
妙法蓮華経
【焼香作法】
1回or3回
【線香作法】
1本or3本
【法号】
([院号])[道号][法号][位号]
法号部分の一文字目は《日》とすることが多い
【概要】
日蓮宗は、鎌倉時代の僧、日蓮により1253年に開宗された宗派です。
日蓮宗は妙法蓮華経(=法華経)を中心とした教えを重視します。
法華経は仏教経典の一つであり、日蓮はこれを「仏教の最高の真理」と考えました。
日蓮宗では、「妙法蓮華経」という経典の題名のことを『お題目』と言います。
浄土宗など浄土信仰の宗派が、『称名念仏』と言って仏様の名前をお唱えするのに対し、日蓮宗では『唱題(しょうだい)』と言って、お題目をひたすら唱え続けることを教義としています。
他の宗派が阿弥陀仏や釈迦牟尼仏などの仏様を本尊として祀るのに対し、日蓮宗では中央の南無妙法蓮華経を囲むように毘沙門天などの四天王や、釈迦牟尼仏や不動明王、天照大神などを漢字や梵字で書き表された十戒曼荼羅を本尊として祀ります。
顕本法華宗や本門法華宗などの法華宗系の宗派、日蓮正宗や創価学会や顕正会などの日蓮正宗系の宗派、霊友会や立正佼成会などの霊友会系の宗派など、日蓮を宗祖と仰ぎ法華経を経典とする教団が数多くあります。
すべて日蓮宗とは直接の関係はありません。